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2006.12.08 (Fri)

魔王  



またまた、、やられちまった!!

これは好き嫌いの範疇を遥かに越えたところにある小説やなぁ、、、

伊坂幸太郎さんの小説は短編はちょこちょこっと読んでたりするんやけど長編は
重力ピエロ以来2作目。。

伊坂さん自身が《いままでに読んだことのない小説が読みたい。そんな気持ちで書きました。》って言うとおり小説。

重力ピエロではじめて伊坂作品を読んだときにも『これは、、、うーーーん、、』って思ったけどこの『魔王』はすべてが圧倒的です。。。

ファシズムやら憲法第9条などが出てきてこれはテーマではないと言いながらも
そういった重く暗くなりがちな話しを面白く読ませてしまう、、、

『考えろ考えろマクガイバー』『消灯ですよー』などなど印象的な台詞が
読んだあとも強烈に頭ん中にこだましてる。。。

簡単にいえば超能力兄弟が大衆を煽動する政治家と対決する、、って
お話しなんやけどその兄弟の超能力ってのがしょぼすぎてそれがまた面白い。。

よくよく考えれば怖ーーい話しなんやけどそれがそうならへんのは伊坂さんならでは、、、

あと、、、物語のいろんなところに宮沢賢治の詩が出てくるんやけどこれがまたまた
むっちゃ効果的、、ってゆーか決まりすぎ、、、

ほんま、、、やられちまった!!です。。

でも、、あほな俺にはこの小説ちょっと難しすぎたかも(笑)






23:00  |  本(あ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

2006.11.27 (Mon)

沖で待つ



先日、勤労感謝の日に絲山秋子さんの《勤労感謝の日》を読んだって書いたけどその本の題名でもある
芥川賞受賞の《沖で待つ》もさくっと読み終えた。。

俺の好みからいったら《勤労感謝の日》のほうが面白かった。。。

でも《沖で待つ》が良くないって訳じゃなく、、、

ん、、ん、、ん、、なーんかこんなんええよね、、ホロッとくるねってお話しでした。

どちらも男女雇用機会均等法が出来た頃、、
女性総合職のお話でそのへんは絲山さんの実体験が元になっているのでしょうか?

俺はまだこの一冊しか読んでないんでよくわからへんけど絲山さんの小説って
好き、嫌いがはっきりわかれるタイプの小説だと思う。。。

俺はどっちかってゆーと《好き!》って感じかな、、、

もともと去年、、花まんまが直木賞を受賞したときに絲山さんの《逃亡くそたわけ》が候補になってその選評を
オール読物で読んだときからちょっと気になっていました、、、
、、で今回はじめて読んでみたんですけどまた他の作品も読んでみたい、、
そんな気になった。。。

俺は前にも言ったけど直木賞フェチなんで芥川賞に対してはちょっと胡散臭い
もんを感じているのは確かなんやけど(笑)

そない言っても最近、、俺のお気に入りの吉田修一さんも芥川賞出身やしなぁ(笑)

でもまだ俺には、、、芥川賞=純文学  直木賞=大衆文学、、、

この図式がよくわかってない。。

ウインドでもそーなんやけど、、、

俺にとって一番大切?大事?重要?なんは自分が満足するか&できるか、、

要はわがままな自己中心、、自己満足野郎ってことですわぁ










19:07  |  本(あ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(8)

2005.08.16 (Tue)

サウスバウンド

20050816173225.jpg
*サウスバウンド *奥田英朗 *角川書店

奥田英朗さんのサウスバウンドを読んだ。。
物語は小学6年生の上原二郎の目からみた少年の世界と家族のお話。
二郎の父の一郎は元伝説の過激派で今はフリーラオター、自称作家でアナーキストで
毎日仕事もせずに家にいる。
母のさくらは喫茶店をやっているがなにか秘密がありそう。
22才になる姉は二郎とは半分血が繋がっていないらしい。
妹の桃子は小学4年生。

この一郎って父親がとんでもなく変わり者で、、、実際こんな親がおったら家族は大変。。。
しかしすっごく自分に正直で真っ直ぐで豪快でそんな一郎の魅力に引きずり込まれてしまう。

奥田さんの小説はどれもテンポがよくて読みやすいんですがこのサウスバウンドも
500ページを超える長編なのに一気に読めました。。。
第一部は二郎の小学生ライフ中心に話しが進んでいき第二部は父親一郎の痛快無比の活躍を中心に進んでいく。

一郎とさくらが警察に捕まって脱走して夫婦で『パイパティローマ』を探しに船出する前に
一郎が二郎に言った言葉が印象的でかっこよかった。『二郎。前にも言ったが、お父さんを見習うな。お父さんは極端だからな。けれど卑怯な大人にだけはなるな。・・・』
『これは違うと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人と違ってもいい。孤独を
恐れるな。理解者は必ずいる。』

二郎の成長ぶりに感心しながら最後は家族がひとつにまとまって少しホロリと感動させられて南の島にふさわしく爽やかな読後感。。。

奥田さんって『空中ブランコ』で直木賞をとって一気にメジャーになってしまったけどその前に『最悪』『邪魔』を読んだときから好きな作家のひとりだったんですけど
この『サウスバウンド』でまた奥田さんの新しい魅力発見って感じで面白かったです。

20:32  |  本(あ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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