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2010.07.02 (Fri)

ペンギン・ハイウェイ  森見登美彦

ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦

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内容(「BOOK」データベースより)
小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるが―。冒険と驚きに満ちた長編小説。


モリミーが初めて京都以外の街を舞台とした小説、しかも主人公は大学生じゃなくて小学生だ。
土地の名前は出てこないがモリミーが小学生から高校まで住んでいた奈良県の郊外の住宅地をイメージして書かれたようです。

ある日突然、街にペンギンが現れた。それには歯科医院の素敵なお姉さんが関係しているらしい。
主人公のアオヤマ君は小生意気な小学4年生。でも全然憎めない。お姉さんとペンギンの謎を研究する科学の子、無敵の小学生だ。同じクラスのウチダ君とは探検隊を組織している。「スズキ君帝国」の皇帝、スズキ君はウチダ君やアオヤマ君に意地悪をする。だけどアオヤマ君は決して動じない。
二人は〈海〉の謎を研究してるハマモトさんと一緒に森の中を探検する。

アオヤマ君やウチダ君そしてハマモトさんも妙に理屈っぽくて大人みたいな語り口なんだけどところどころに出てくる子供の部分が読んでて微笑ましい。

僕が住んでいたのも新興住宅地、いわゆる郊外の街だったので年代はちょっと違うけれど雰囲気はわかるし読んでて懐かしさを感じました。(やっぱり小学生の頃友達と探検したし秘密基地を作ったりしたものです)
歯科医院と言えば小学生の頃は怖くて痛いイメージしかなかったけど素敵なお姉さんがいてたらまた違ったのかなぁ。
地球は丸いけれど世界の果てはすぐそこにある。小学生の頃は自分の知らない土地に行くとなんか世界の果てまできたよな気分になったのを覚えています。

そんな感覚をモリミーは不思議なお話しとして生き生きとすごくうまく描いています。

最後のSFっぽい部分はちょっと理解しにくいところもありましたがアオヤマ君とお姉さんとのサヨナラはとても切なくて、ぼくはお姉さんがたいへん大好きだったんだと気づくアオヤマ君の初恋の物語としてもよかった。

初恋と世界の果てと森の秘密、重なりあって溶け合ってとても不思議ですごくすごく素敵な物語でした。

「怒りそうなったらおっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ」うーーんこれは名言ですね。
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06:12  |  本(ま行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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