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2010.06.07 (Mon)

オランダ宿の娘  葉室麟

オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)
(2010/03/19)
葉室麟

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内容(「BOOK」データベースより)
江戸参府のオランダ使節団が、自分たちの宿「長崎屋」に泊まるのを、るんと美鶴は誇りにしていた。文政五年、二人は碧眼の若者、丈吉と出逢い、両国の血をひく彼と交流を深めてゆく。まもなく、病人のために秘薬を探していたるんは、薬の納入先を聞きつけた丈吉と回船問屋を訪れる。が、店に赴いた彼らが発見したのは男の死体だった。さらに数年後シーボルトをめぐる大事件が起こり、姉妹はその渦中に。


前作「花や散るらん」は「忠臣蔵」を葉室さん流に新解釈。
そこに「いのちなりけり」の雨宮蔵人と咲弥を絡ませていくといった歴史物語。

今作「オランダ宿の娘」は葉室流「シーボルト事件」

シーボルト、間宮林蔵といった実在の人物、事件にオランダ宿「長崎屋」のるんと美鶴の美人姉妹、周りの人間が巻き込まれていく葉室さんお得意の展開は今回も健在です。
今までの葉室作品と異なるのはハヤカワミステリーワールドシリーズからの出版ということでちょっとしたミステリー仕立てになっています。
いつも一見繋がりのなさそうな歴史上の人物をうまく結びつけているのですが今回のサプライズはご存知遠山の金さん。
金さんの登場には思わずにやっとさせられました。

この作品でも歴史の裏に隠された物語を興味深く惹き込ませて読ませてくれる葉室ワールドは流石です。

ただ惜しむらくはミステリー味のふりかけが中途半端なのと枝葉の物語と登場人物の多さで散漫な印象になってしまったのが残念でした。
でもストーリーの面白さ、叙情性のある文章は魅力たっぷりなんで葉室さんには一本芯のとおった歴史物語を期待しています。
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