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2010.06.02 (Wed)

5月に読んだ本たち。

5月に読んだ本のまとめです。

『真昼なのに昏い部屋』江國 香織 7
『大仏男』原 宏一 6
『主よ、永遠の休息を』誉田 哲也 7
『粘膜人間』飴村 行 7
『天国旅行』三浦 しをん 8
『花散らしの雨 みをつくし料理帖』高田 郁 8
『バイブルDX』真藤順丈 6 
『星がひとつほしいとの祈り』原田マハ 8
『想い雲 みをつくし料理帖』高田 郁 8
『1Q84 BOOK 3』村上春樹 8
『オープン・セサミ』久保寺建彦 7
『命もいらず名もいらず(上)幕末篇』山本兼一 9
『命もいらず名もいらず(下)明治篇』山本兼一 9
『スコーレNo.4』宮下奈都 8
『六枚のとんかつ』蘇部 健一 5
『ザ・万遊記』万城目 学 7
『ヤングアダルト パパ』山本幸久 7
『オランダ宿の娘』葉室 麟 7

18冊読了でした。(数字は個人的評価です)

お初の作家さんは久保寺さん蘇部さんの2名で今月は少なかったですね。
江國さんは久しぶりに読んだけどこんな感じの文章書く人やったかな。
ペース的にはこのぐらいが僕にはちょうどええって感じです。
僕は本を読むのはどちらかといえば遅読なんでこれ以上のペースで読むと本を味わう時間が無くなってしまいそうです。
いいなっ!と思った作品を読んだときにはしばらくその余韻に浸る、、、その時間が好きです。
5月はなんやかんや言っても『1Q84 BOOK3』を読んでるときが一番幸せを感じましたねハート達(複数ハート)
大森さんがぼろかすにけなしてたし賛否両論だったので読むまで心配だったのですが心配御無用でした。
『BOOK3』ですが作品的には半分ぐらいは1.2のおさらいでなかなか物語が進行せず牛河だけがやたら新鮮で目立ってたぐらいで後半は青豆と天吾のセカチュー的な展開となるので大森さんがけなすのももっともだなーとは思ったんですが僕は村上さんの文章が好きなのでただただ幸せを感じて読んでました。
BOOK 1.2で中途半端だった謎もある程度解き明かされるんですが終わってみれば新たな謎がいっぱい。
これで終わってしまっても続編が出ても僕は受け入れるだけです。
あと印象に残ったのはしをんさんの『天国旅行』 この作品は心中をテーマとした短編集なんですがひとつひとつが個性に富んでひねりも利いて構成も見事でしをんさんお得意のBLを思わす作品もあってしをんさんやっぱりうまいや!って思いました。
『スコーレNo.1』もよかったですね。宮下さんの文章も好きです。
それで5月のベストですが1番は山本さんの『命もいらず名もいらず』
この作品は山岡鉄舟を主人公にした歴史ドラマなんですが鉄舟の魅力たっぷりで正統歴史物語を堪能させていただきました。
大昔に読んだ司馬さんの名作『竜馬がゆく』にも匹敵するんじゃないかなーと個人的には思っています。
ベスト2は『1Q84 BOOK3』でベスト3は『天国旅行』
残念だったのは今年毎月1冊は読もうと思ってた翻訳本が読めなかったこと。
やっぱり翻訳本にはまだ抵抗がるみたいです。

長くなりましたがいつものごとく下記に読書メーターで書いたひと言感想(コメント)を載せておきますので時間と興味がある人は読んでみてください。

真昼なのに昏い部屋真昼なのに昏い部屋
『性交』ってセックスのことだよね。ですます調と相まって不倫の物語なのになんか大人の童話みたい。きちんとした主婦で人妻の美弥子さん。ジョーンズさんにとって美弥子さんは小鳥のように可愛い人です。きちんとしなきゃと思いながら『世界の外』へ出ちゃった美弥子さん。だから美弥子さんは『きちんとした不倫妻になろう』と思います。美弥子さんのたんたんとした狂気にぞっとする。ジョーンズさんが手に入れたはずの可愛い小鳥は・・・ラストも残酷。でもなぜかふわふわした物語でした。
読了日:05月01日 著者:江國 香織
大仏男大仏男
読了日:05月04日 著者:原 宏一
主よ、永遠の休息を主よ、永遠の休息を
『武士道シリーズ』しか知らない人には意外に思えるかも知れませんが主役級の登場人物をあっさりと非情に死なせてしまうのは誉田さんの持ち味のひとつですね。読後感の苦味も〝良薬、口に苦し〟誉田さんらしいなと思った。事件を追う鶴田目線の間に桐江目線がスースーッとはいってきて次第に真実が明らかになって重なりあっていく展開は流石!ぐいぐいと読ませてくれます。小児性愛、誘拐殺人と重く暗いテーマを軽めのタッチで書くことによって作品全体としてはそんなに重苦しいものにはなってないのもよかったです。
読了日:05月05日 著者:誉田 哲也
粘膜人間 (角川ホラー文庫)粘膜人間 (角川ホラー文庫)
タイトルと装丁からもっとおどろおどろしい内容かなっと思ったけどエロスプラッタ度が高いけどグロさはそれほど感じずユーモア感覚に富んだ言葉使いなんかから童話を読んでいるような感じでした。独特な世界観を持ってる作家さんですね。モモ太、雷太のキャラがユニークでよかったですね。
読了日:05月06日 著者:飴村 行
天国旅行天国旅行
いろんなカタチの「心中」をテーマにした短編集。樹海に入って自殺しようとする男性、「遺言」というタイトルだけれど内容的には長年連れ添った妻への凄まじいラブレター、ファンタジーっぽい時間差心中、心中の王道物語ともいえる江戸、男女、前世の生まれ変わり、どれもこれもひねりが効いていて流石はしをんさんです。そして物語の最後に心中のテーマの中でも核心とも言える一家心中に辿りつく。この構成も見事でした。重苦しいものばかりでなく読み終わったあと生きていくことの大切さ誰かを愛していたいという思いを痛切に感じました。 つづく
読了日:05月08日 著者:三浦 しをん
花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖
『楽しい恋は女をうつけ者にし、重い恋は女に辛抱を教える。淡い恋は感性を育て、拙い恋は自分も周囲も傷つける。恋ほど厄介なものはありゃしませんよ』澪のほのかで切ない恋の行方が気になります。前作に引き続いてのあったかな人情話に美味しそうな料理の数々。澪の頑張りと成長を応援したくなりますね。
読了日:05月09日 著者:高田 郁
バイブルDX(デラックス) (ダ・ヴィンチブックス)バイブルDX(デラックス) (ダ・ヴィンチブックス)
現代の聖書を創刊しようというプロジェクトのもと奇跡をおこすキリスト候補者探しの前半はなかなか面白かったんですが後半はいまいち好みに合いませんでした。いつもプロットは面白いし独特な世界観は持っていると思うんで頑張って欲しいです。
読了日:05月10日 著者:真藤順丈
星がひとつほしいとの祈り星がひとつほしいとの祈り
じんわりとゆっくりと味わいたい短編集でした。様々な女性が日常や旅をとおして人生を振り返りまた新たな一歩を踏み出していく。表題作、『夜明けまで』『長良川』がよかった。
読了日:05月13日 著者:原田 マハ
想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
読了日:05月14日 著者:高田 郁
1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
BOOK1.2での謎や伏線が回収されたというよりはうまく収まったという感じでした。いまだ謎のままの部分が多いんだけどそれは読み手の想像力に委ねられるのかBOOK4へと続くのかはどちらでも受け入れてしまいそうです。僕は春樹さんの文章が好きなのでとにかく読書中は心地よくとても楽しいひとときでした。ただ二人の純愛の行方が予定調和的なのでBOOK1.2のような物語に切れ味とダイナミズムは感じられませんでした。それを今作では牛河の存在感が補ってくれています。なぜか頭の中には笑ゥせぇるすまんの喪黒さんの姿が浮かぶ。
読了日:05月17日 著者:村上 春樹
オープン・セサミオープン・セサミ
お初の久保寺さんでしたがとても読みやすくて楽しめました。いろんなはじめてを書いた短編集。中年BLの匂いがする『彼氏彼氏の事情』ちょっとヤクザなオージーと小学生の兄弟の夏休みの出来事を描いた『さよならは一度だけ』が好みでした。ただこのテイストは奥田さん山本さんといったライバルがいっぱいで独自性を出すのは難しいのか既視感を感じてしまったのは仕方がないのかな。
読了日:05月20日 著者:久保寺 健彦
命もいらず名もいらず_(上)幕末篇命もいらず名もいらず_(上)幕末篇
激動の幕末!名を揚げることこそ武士の本懐という世においてどこまでも真っ直ぐで命がけで本気を貫いた鬼鉄こと山岡鉄舟。とんでもない真っ直ぐさは美しくて清清しくて鬼鉄の魅力に引きずりこまれてしまう。下巻明治篇へ。
読了日:05月21日 著者:山本兼一
命もいらず名もいらず_(下)明治篇命もいらず名もいらず_(下)明治篇
その昔、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで坂本竜馬って凄い男だなって感動したのを思い出した。それに匹敵するぐらい山岡鉄舟の魅力がたっぷりと詰まった素晴らしい作品です。生まれてから死ぬまでとことんまっすぐに全力を貫いた男。地位や名誉や財産などにはまったく執着せずにただただ自分自身に恥じないように生き抜いていく。こんなとてつもない日本人がいたんだということに深く感動を覚えました。
読了日:05月23日 著者:山本兼一
スコーレNo.4スコーレNo.4
『朝起きたときに飲みたいお茶が決まっていればその日は一日いい日になる』祖母から何度も聞かされてきた言葉。 『朝目が覚めたときに聴きたい曲が決まってると、その日は一日いい日になる気がする』好きになった茅野さんの言葉が祖母の言葉に重なったこのシーンが印象的でした。 大きな盛り上がりはないんだけど読み終わって胸のうちにじんわりとしたあったかな余韻が残りました。三姉妹の距離感もよかったですね。麻子は七葉にコンプレックスをずっと感じていたけれど七葉も麻子に対してコンプレックスを持っていたんでしょうね。
読了日:05月24日 著者:宮下 奈都
六枚のとんかつ (講談社ノベルス)六枚のとんかつ (講談社ノベルス)
いわゆるバカミス。あぁ~とてもくだらない。途中で読むのをやめようと思いながらなんとか惰性で読んだけどそれがこの本にはお似合いです。頭の体操的トリックはクイズ感覚で軽く読めますがやっぱりくだらない。まぁたまにはこんな本を読んでみるのも悪くないっと無理やり思い込む。
読了日:05月25日 著者:蘇部 健一
ザ・万遊記ザ・万遊記
マキメ氏のエッセイ第二弾。各章を渡辺篤史リスペクトで〆てるんで篤史MY LOVEの印象が強いんですがスポーツ観戦&日常の出来事とバランスよくまとまってます。内容的には日常の雑記的なエッセイが面白かった。「小公女」にニタッとさせられ「しずお蚊」にうーんとうなり「のろいのチャンネル」「懐かしのローカルCM」は大阪人の僕にとってはうんうんとうなずき思わずそやねん!と膝をうってしまう、ストライクでした。
読了日:05月27日 著者:万城目 学
ヤングアダルト パパヤングアダルト パパ
無責任で頼りない花音、離婚した両親、そんな大人たちに比べて14才の父親として自分の責任を取ろうと一生懸命になる静男が切なかった。でも父として我が子を愛し育てていくと言うのはとてもシンプルなことだ。今となっては静男にとって家族とは優作だけ。なんとかそれだけは守っていきたい。そして静男ならなんとかやってくれるんじゃないかという気持ちになる。山本さんがこの作品に込める気持ちはわかるんですがやっぱり僕等は山本さんにはあったかで前向きで元気をくれるような小説を書いて欲しい、読ませて欲しいと思う。
読了日:05月28日 著者:山本 幸久
オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)
葉室流シーボルト事件。シーボルト、間宮林蔵といった実在の人物、事件にオランダ宿「長崎屋」の美人姉妹、るんと美鶴が巻き込まれていく。おまけ?にご存知遠山の金さんまで登場するのにはにやっとさせられます。歴史の裏に隠された物語を興味深く惹き込ませてくれる葉室ワールドは健在です。ただミステリー味のふりかけが中途半端なのと枝葉の物語と登場人物の多さで散漫な印象になったのが残念でした。ストーリーの面白さ、叙情性のある文章は魅力たっぷりなんで葉室さんには一本芯のとおった歴史物語を期待してます。
読了日:05月30日 著者:葉室麟

5月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5665ページ

読書メーター


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01:21  |  その他  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

5665ページ

ごっつう!読んでますねぇ~(^_^;)
hiro-y |  2010.06.03(木) 10:01 | URL |  【編集】

ウインドに関係のない日記にコメントおおきにです。

本読み仲間の中ではまぁまぁってところですわ。
banchi |  2010.06.03(木) 10:26 | URL |  【編集】

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