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2010.07.10 (Sat)

直木賞あれこれ、、、

いよいよ来週7月15日の直木賞発表まで一週間を切りました。

今晩はラジカントロプス2.0で文学賞メッタ斬りスペシャル!第143回芥川賞、直木賞を徹底予想!が放送されますね。(ポッドキャストでも聞けます)


本命予想は大森さんが『リアル・シンデレラ』で豊崎さんが『小さいおうち』
ここへきて中島京子さんの評価が赤丸急上昇してるような気がするのは僕の気のせいだろうか?

ちなみに僕の予想は本命対抗関係なしに『小さいおうち』か道尾秀介さんの『光媒の花』だったんですが昨日、姫野さんの『リアル・シンデレラ』を読んでこれもありだなって思いました。

さて今回の直木賞候補でいろいろと話題になって気になっていることをちょこっと調べてみました。

まず道尾さんは今回で4回連続の候補になっているのですがこれは史上初かと思いましたが以前、林真理子さんが第91回~第94回まで連続候補になっているので二人目です。
道尾さんは今回受賞を逃せば9月に文藝春秋から刊行予定の『月と蟹』で史上初の5回連続候補&受賞が期待できます。
また『光媒の花』は山本周五郎を受賞していますが山周賞との同時受賞は過去に一度、第131回の熊谷達也さんの『邂逅の森』だけでもし受賞すればそれ以来二人目になります。

『天地明察』ですが本屋大賞受賞作が直木賞の候補作としてノミネートされたのはこれが初めてです。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は単行本ではなく新書でのノミネート。
大昔は新書での候補作はたまにあったのですが最近では珍しいです。
もし新書で受賞したら昭和42年第54回の生島治郎さんがカッパノベルス『追いつめる』以来43年振りとなります。

今回、乾ルカさん、中島京子さん、冲方丁さんの3名が初候補ですが初候補で受賞は最近は少ないのですが平成に入ってからは22名の方が初候補→受賞してます。
(101回ねじめ正一 102回星川清司 原寮 105回芦原すなお 106回高橋克彦 107回伊集院静 109回高村薫 北原亞以子 110 回佐藤雅美 大沢在昌 114回小池真理子 藤原伊織 115回乃南アサ 119回車谷長吉 121回佐藤賢一 123回船戸与一 金城一紀 124回山本文緒 126回山本一力 唯川恵 129回 村山由佳 131回熊谷達也)

こうやってみると以前は結構初候補→受賞もあったんだなって印象がありますね。
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17:13  |  その他  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.07.03 (Sat)

第143回芥川賞、直木賞候補作発表

候補作、発表されましたね。

【芥川賞】
・赤染晶子「乙女の密告」(新潮6月号)
・鹿島田真希「その暁のぬるさ」(すばる4月号)
・柴崎友香「ハルツームにわたしはいない」(新潮6月号)
・シリン・ネザマフィ「拍動」(文学界6月号)
・広小路尚祈「うちに帰ろう」(文学界4月号)
・穂田川洋山「自由高さH」(文学界6月号)

【直木賞】
・乾ルカ「あの日にかえりたい」(実業之日本社)
・冲方丁「天地明察」(角川書店)
・中島京子「小さいおうち」(文芸春秋)
・姫野カオルコ「リアル・シンデレラ」(光文社)
・万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(筑摩書房)
・道尾秀介「光媒の花」(集英社)

毎回のことながら芥川賞はさっぱりわかりませんねん^^;
(シリンさんがイランの人で候補が二回目ってことと鹿島田さんと柴崎さんの名前を知ってる程度、、、シリンさんイラン人やから賞もイランのかなぁーってしょうもないことを考えるぐらいのオバカなbanchiです)

直木賞候補は「天地明察」「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」「光媒の花」の三冊が既読でした。
前回は発表までにすべて読むことができたのですが、今回は慌てて未読の三冊を図書館に予約はしましたが発表までにはとうてい読めそうにありません。

既読の中では「天地明察」が物語的には一番面白かったのですが、冲方さん今回が初候補だし直木賞って時代小説にはけっこー手厳しいんですよね、、特にあのひととあのひとが・・・

マキメさんは大好きだし「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」もよかったと思うんですが直木賞ってファンタジーにもうるさいのね。
前に「鹿男あをによし」が候補になったときに「鹿が喋るなんて安易すぎる」とかいったあのひとが「かのこちゃん~」の「犬語を話す猫」をわかってくれるのか不安です。
なんせちくまプリマー新書やしね。
話しはそれますがモリミーの「ペンギン・ハイウェイ」が候補に選ばれてペンギンVS猫、アオヤマ君VSかのこちゃんの対決が見たかったなぁ~

道尾さんはこれで四作品連続候補作ノミネートです。
数ある作家さんの中でもこれだけ高い水準の作品をコンスタントに書き続ける高アベレージヒッターはいてないでしょ~いまや文学界のイチローです。
この間の山本周五郎賞の選評を「小説新潮」で読んだのですが「光媒の花」はとりわけ道尾さんの中ですぐれている作品ではないけど高水準の小説を次々と発表してるってあわせ技的な受賞だうんぬんと講評されてました。
今回の直木賞が同じような理由で「光媒の花」を受賞させるのかどうかはすごく興味深いものがあります。
いままでに山本周五郎賞と直木賞の同時受賞は熊谷さんひとりしかいてないですしね。
大森さんはツィッターでは道尾さんは今年9月に文春から刊行予定の「月と蟹」で次回の直木賞受賞予定ですなんて言ってるし(笑)

さて読んでない三作品なんですが姫野さんが候補四回目のすでにベテランの域に達してるかなって作家さんです。(他の作品も読んだことがないのでよくわかりません)
中島さんは短編しか読んだことがないのですがそれがすごくよかったので今回候補の「小さいおうち」も気になっていた作品です。
中島さん、ここんとこすごく評判がいいですしね。
乾さんはまったくのノーマークでしたがこのひとも一部の本読みさんからは絶賛されてますよね。

で、、僕の予想ですがはっきりした理由はないのですが道尾さんか中島さんが受賞するんじゃないかなぁーっと思ってます。

最近は以前ほど直木賞にたいして熱くなれないのですがそれでも年に二回のお祭り騒ぎ楽しみたいと思います。

僕の場合、いろんな人の予想とかそのあとの選評などを読むのがまた楽しみなんですよね。
ツィッターでも#143Nのハッシュタグで豊崎しゃちょー、大森さんをはじめいろんなひとが好きなこと言ってるのがめちゃ面白ーです^^

選評と言えばさきほども書きましたが山本周五郎賞での浅田次郎さんの講評がすごくよかったです。(候補者を道場破りに見立てて粋に評価していてさすが遊び心のある浅田さんだなっと思いました)

さて、、発表は15日、、なにはともあれ楽しみな二週間が今回もはじまりました。

05:18  |  その他  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)

2010.06.02 (Wed)

5月に読んだ本たち。

5月に読んだ本のまとめです。

『真昼なのに昏い部屋』江國 香織 7
『大仏男』原 宏一 6
『主よ、永遠の休息を』誉田 哲也 7
『粘膜人間』飴村 行 7
『天国旅行』三浦 しをん 8
『花散らしの雨 みをつくし料理帖』高田 郁 8
『バイブルDX』真藤順丈 6 
『星がひとつほしいとの祈り』原田マハ 8
『想い雲 みをつくし料理帖』高田 郁 8
『1Q84 BOOK 3』村上春樹 8
『オープン・セサミ』久保寺建彦 7
『命もいらず名もいらず(上)幕末篇』山本兼一 9
『命もいらず名もいらず(下)明治篇』山本兼一 9
『スコーレNo.4』宮下奈都 8
『六枚のとんかつ』蘇部 健一 5
『ザ・万遊記』万城目 学 7
『ヤングアダルト パパ』山本幸久 7
『オランダ宿の娘』葉室 麟 7

18冊読了でした。(数字は個人的評価です)

お初の作家さんは久保寺さん蘇部さんの2名で今月は少なかったですね。
江國さんは久しぶりに読んだけどこんな感じの文章書く人やったかな。
ペース的にはこのぐらいが僕にはちょうどええって感じです。
僕は本を読むのはどちらかといえば遅読なんでこれ以上のペースで読むと本を味わう時間が無くなってしまいそうです。
いいなっ!と思った作品を読んだときにはしばらくその余韻に浸る、、、その時間が好きです。
5月はなんやかんや言っても『1Q84 BOOK3』を読んでるときが一番幸せを感じましたねハート達(複数ハート)
大森さんがぼろかすにけなしてたし賛否両論だったので読むまで心配だったのですが心配御無用でした。
『BOOK3』ですが作品的には半分ぐらいは1.2のおさらいでなかなか物語が進行せず牛河だけがやたら新鮮で目立ってたぐらいで後半は青豆と天吾のセカチュー的な展開となるので大森さんがけなすのももっともだなーとは思ったんですが僕は村上さんの文章が好きなのでただただ幸せを感じて読んでました。
BOOK 1.2で中途半端だった謎もある程度解き明かされるんですが終わってみれば新たな謎がいっぱい。
これで終わってしまっても続編が出ても僕は受け入れるだけです。
あと印象に残ったのはしをんさんの『天国旅行』 この作品は心中をテーマとした短編集なんですがひとつひとつが個性に富んでひねりも利いて構成も見事でしをんさんお得意のBLを思わす作品もあってしをんさんやっぱりうまいや!って思いました。
『スコーレNo.1』もよかったですね。宮下さんの文章も好きです。
それで5月のベストですが1番は山本さんの『命もいらず名もいらず』
この作品は山岡鉄舟を主人公にした歴史ドラマなんですが鉄舟の魅力たっぷりで正統歴史物語を堪能させていただきました。
大昔に読んだ司馬さんの名作『竜馬がゆく』にも匹敵するんじゃないかなーと個人的には思っています。
ベスト2は『1Q84 BOOK3』でベスト3は『天国旅行』
残念だったのは今年毎月1冊は読もうと思ってた翻訳本が読めなかったこと。
やっぱり翻訳本にはまだ抵抗がるみたいです。

長くなりましたがいつものごとく下記に読書メーターで書いたひと言感想(コメント)を載せておきますので時間と興味がある人は読んでみてください。

真昼なのに昏い部屋真昼なのに昏い部屋
『性交』ってセックスのことだよね。ですます調と相まって不倫の物語なのになんか大人の童話みたい。きちんとした主婦で人妻の美弥子さん。ジョーンズさんにとって美弥子さんは小鳥のように可愛い人です。きちんとしなきゃと思いながら『世界の外』へ出ちゃった美弥子さん。だから美弥子さんは『きちんとした不倫妻になろう』と思います。美弥子さんのたんたんとした狂気にぞっとする。ジョーンズさんが手に入れたはずの可愛い小鳥は・・・ラストも残酷。でもなぜかふわふわした物語でした。
読了日:05月01日 著者:江國 香織
大仏男大仏男
読了日:05月04日 著者:原 宏一
主よ、永遠の休息を主よ、永遠の休息を
『武士道シリーズ』しか知らない人には意外に思えるかも知れませんが主役級の登場人物をあっさりと非情に死なせてしまうのは誉田さんの持ち味のひとつですね。読後感の苦味も〝良薬、口に苦し〟誉田さんらしいなと思った。事件を追う鶴田目線の間に桐江目線がスースーッとはいってきて次第に真実が明らかになって重なりあっていく展開は流石!ぐいぐいと読ませてくれます。小児性愛、誘拐殺人と重く暗いテーマを軽めのタッチで書くことによって作品全体としてはそんなに重苦しいものにはなってないのもよかったです。
読了日:05月05日 著者:誉田 哲也
粘膜人間 (角川ホラー文庫)粘膜人間 (角川ホラー文庫)
タイトルと装丁からもっとおどろおどろしい内容かなっと思ったけどエロスプラッタ度が高いけどグロさはそれほど感じずユーモア感覚に富んだ言葉使いなんかから童話を読んでいるような感じでした。独特な世界観を持ってる作家さんですね。モモ太、雷太のキャラがユニークでよかったですね。
読了日:05月06日 著者:飴村 行
天国旅行天国旅行
いろんなカタチの「心中」をテーマにした短編集。樹海に入って自殺しようとする男性、「遺言」というタイトルだけれど内容的には長年連れ添った妻への凄まじいラブレター、ファンタジーっぽい時間差心中、心中の王道物語ともいえる江戸、男女、前世の生まれ変わり、どれもこれもひねりが効いていて流石はしをんさんです。そして物語の最後に心中のテーマの中でも核心とも言える一家心中に辿りつく。この構成も見事でした。重苦しいものばかりでなく読み終わったあと生きていくことの大切さ誰かを愛していたいという思いを痛切に感じました。 つづく
読了日:05月08日 著者:三浦 しをん
花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖
『楽しい恋は女をうつけ者にし、重い恋は女に辛抱を教える。淡い恋は感性を育て、拙い恋は自分も周囲も傷つける。恋ほど厄介なものはありゃしませんよ』澪のほのかで切ない恋の行方が気になります。前作に引き続いてのあったかな人情話に美味しそうな料理の数々。澪の頑張りと成長を応援したくなりますね。
読了日:05月09日 著者:高田 郁
バイブルDX(デラックス) (ダ・ヴィンチブックス)バイブルDX(デラックス) (ダ・ヴィンチブックス)
現代の聖書を創刊しようというプロジェクトのもと奇跡をおこすキリスト候補者探しの前半はなかなか面白かったんですが後半はいまいち好みに合いませんでした。いつもプロットは面白いし独特な世界観は持っていると思うんで頑張って欲しいです。
読了日:05月10日 著者:真藤順丈
星がひとつほしいとの祈り星がひとつほしいとの祈り
じんわりとゆっくりと味わいたい短編集でした。様々な女性が日常や旅をとおして人生を振り返りまた新たな一歩を踏み出していく。表題作、『夜明けまで』『長良川』がよかった。
読了日:05月13日 著者:原田 マハ
想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
読了日:05月14日 著者:高田 郁
1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
BOOK1.2での謎や伏線が回収されたというよりはうまく収まったという感じでした。いまだ謎のままの部分が多いんだけどそれは読み手の想像力に委ねられるのかBOOK4へと続くのかはどちらでも受け入れてしまいそうです。僕は春樹さんの文章が好きなのでとにかく読書中は心地よくとても楽しいひとときでした。ただ二人の純愛の行方が予定調和的なのでBOOK1.2のような物語に切れ味とダイナミズムは感じられませんでした。それを今作では牛河の存在感が補ってくれています。なぜか頭の中には笑ゥせぇるすまんの喪黒さんの姿が浮かぶ。
読了日:05月17日 著者:村上 春樹
オープン・セサミオープン・セサミ
お初の久保寺さんでしたがとても読みやすくて楽しめました。いろんなはじめてを書いた短編集。中年BLの匂いがする『彼氏彼氏の事情』ちょっとヤクザなオージーと小学生の兄弟の夏休みの出来事を描いた『さよならは一度だけ』が好みでした。ただこのテイストは奥田さん山本さんといったライバルがいっぱいで独自性を出すのは難しいのか既視感を感じてしまったのは仕方がないのかな。
読了日:05月20日 著者:久保寺 健彦
命もいらず名もいらず_(上)幕末篇命もいらず名もいらず_(上)幕末篇
激動の幕末!名を揚げることこそ武士の本懐という世においてどこまでも真っ直ぐで命がけで本気を貫いた鬼鉄こと山岡鉄舟。とんでもない真っ直ぐさは美しくて清清しくて鬼鉄の魅力に引きずりこまれてしまう。下巻明治篇へ。
読了日:05月21日 著者:山本兼一
命もいらず名もいらず_(下)明治篇命もいらず名もいらず_(下)明治篇
その昔、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで坂本竜馬って凄い男だなって感動したのを思い出した。それに匹敵するぐらい山岡鉄舟の魅力がたっぷりと詰まった素晴らしい作品です。生まれてから死ぬまでとことんまっすぐに全力を貫いた男。地位や名誉や財産などにはまったく執着せずにただただ自分自身に恥じないように生き抜いていく。こんなとてつもない日本人がいたんだということに深く感動を覚えました。
読了日:05月23日 著者:山本兼一
スコーレNo.4スコーレNo.4
『朝起きたときに飲みたいお茶が決まっていればその日は一日いい日になる』祖母から何度も聞かされてきた言葉。 『朝目が覚めたときに聴きたい曲が決まってると、その日は一日いい日になる気がする』好きになった茅野さんの言葉が祖母の言葉に重なったこのシーンが印象的でした。 大きな盛り上がりはないんだけど読み終わって胸のうちにじんわりとしたあったかな余韻が残りました。三姉妹の距離感もよかったですね。麻子は七葉にコンプレックスをずっと感じていたけれど七葉も麻子に対してコンプレックスを持っていたんでしょうね。
読了日:05月24日 著者:宮下 奈都
六枚のとんかつ (講談社ノベルス)六枚のとんかつ (講談社ノベルス)
いわゆるバカミス。あぁ~とてもくだらない。途中で読むのをやめようと思いながらなんとか惰性で読んだけどそれがこの本にはお似合いです。頭の体操的トリックはクイズ感覚で軽く読めますがやっぱりくだらない。まぁたまにはこんな本を読んでみるのも悪くないっと無理やり思い込む。
読了日:05月25日 著者:蘇部 健一
ザ・万遊記ザ・万遊記
マキメ氏のエッセイ第二弾。各章を渡辺篤史リスペクトで〆てるんで篤史MY LOVEの印象が強いんですがスポーツ観戦&日常の出来事とバランスよくまとまってます。内容的には日常の雑記的なエッセイが面白かった。「小公女」にニタッとさせられ「しずお蚊」にうーんとうなり「のろいのチャンネル」「懐かしのローカルCM」は大阪人の僕にとってはうんうんとうなずき思わずそやねん!と膝をうってしまう、ストライクでした。
読了日:05月27日 著者:万城目 学
ヤングアダルト パパヤングアダルト パパ
無責任で頼りない花音、離婚した両親、そんな大人たちに比べて14才の父親として自分の責任を取ろうと一生懸命になる静男が切なかった。でも父として我が子を愛し育てていくと言うのはとてもシンプルなことだ。今となっては静男にとって家族とは優作だけ。なんとかそれだけは守っていきたい。そして静男ならなんとかやってくれるんじゃないかという気持ちになる。山本さんがこの作品に込める気持ちはわかるんですがやっぱり僕等は山本さんにはあったかで前向きで元気をくれるような小説を書いて欲しい、読ませて欲しいと思う。
読了日:05月28日 著者:山本 幸久
オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)
葉室流シーボルト事件。シーボルト、間宮林蔵といった実在の人物、事件にオランダ宿「長崎屋」の美人姉妹、るんと美鶴が巻き込まれていく。おまけ?にご存知遠山の金さんまで登場するのにはにやっとさせられます。歴史の裏に隠された物語を興味深く惹き込ませてくれる葉室ワールドは健在です。ただミステリー味のふりかけが中途半端なのと枝葉の物語と登場人物の多さで散漫な印象になったのが残念でした。ストーリーの面白さ、叙情性のある文章は魅力たっぷりなんで葉室さんには一本芯のとおった歴史物語を期待してます。
読了日:05月30日 著者:葉室麟

5月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5665ページ

読書メーター


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2009.05.01 (Fri)

4月の読書日記

4月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5688ページ

今月は19冊でまずまず読んでますねー
有川さんの図書館シリーズはやっぱり面白かった。
あと海堂さんのい極北クレイマーも読めたしね。

不倫純愛不倫純愛
ライトノベル的な官能小説、、 ありきたりな展開やしエロエロなんですけど主人公の気持ちはなんとなくわかるような気も・・・
読了日:04月01日 著者:新堂 冬樹
人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白
実際に2件の殺人事件をおこして服役中の人間が獄中から殺人犯の心境を書いてます。 作者は自分でも言うように知能が高くてクールで論理的な人間やと思いますがこれを読むとやっぱり常人とは違うと感じます。いろんな殺人者が出てきますがこれを読む限りにおいては日本の刑務所は犯罪者が更正する施設としては機能してないようです。 なんと言っていいかよくわかりませんが良い悪い関係なしで興味深く読めました。
読了日:04月03日 著者:美達 大和
蜥蜴―短篇小説集蜥蜴―短篇小説集
駄洒落、ギャグのオンパレード。。笑えるんですがちょい疲れるし僕にはいまいちでした。
読了日:04月03日 著者:戸渡 阿見
三匹のおっさん三匹のおっさん
アラフォーならぬアラ還!? 有川さんの小説でおっさんが主人公とはどなんやろーっと思いながら読み始めたんですがそんな心配とはまったく無縁のかっこかわいくて素敵なおっさん三匹が大活躍の痛快なお話しでむっちゃ楽しめました。。いつもながらですが各々のキャラ設定がお見事!! なかでも壊れ戦車ことちっちゃくて危険なおっさんのノリさんが最高! 祐希と早苗のちょい甘恋愛話もからみあってハートウォームなお話しに仕上がってます。
読了日:04月04日 著者:有川 浩
テンペスト  上 若夏の巻テンペスト 上 若夏の巻
舞台は19世紀琉球王朝末期、、、頭脳明晰にて容姿端麗な真鶴の波乱万丈な物語。。。性を偽って宦官寧温として生る真鶴にこれでもかぁーってくらいに栄光と転落の波乱万丈なドラマが繰り広げられる、、、壮絶な展開なんだけれどギャグユーモアありで悲壮感はなし、、、ジェットコースターファンタジー絵物語といった感じです。  さて下巻が楽しみです。
読了日:04月07日 著者:池上 永一
テンペスト 下 花風の巻テンペスト 下 花風の巻
下巻も相変わらずジェットコースター展開で飽きさせないんやけどいろんなもんを詰め込みすぎといった感じが無きにしも非ず。。寧温と真鶴の一人二役も面白いけどちょっと無理目なご都合主義も随所に出てきてちょい苦笑い、、大作な割にはギャグ満載で明るく軽めなんは長所でもあり短所でもあるのかな?とはいっても主人公以外にも真牛や真美那といった強烈なキャラクターもすごく魅力的で物語を面白くしてくれてます。 波乱万丈な割には終わり方があっさりな感じですが上下巻通して楽しく読ませてくれたんでまぁええかな^^
読了日:04月09日 著者:池上 永一
光
胸が締め付けられるような思いをしながらこの物語はどこへ行き着くのかと読み進めましたが最後まで重くのしかかってくる小説でした。 「罪の有無や言動の善悪に関係なく暴力は必ず振りかかる。 それに対抗する手段は暴力しかない」信之の言葉に殺伐とした気分になる。光とは絶望の光なのかそれとも見せかけの光なのか?「風が強く吹いている」「まほろ駅前多田便利軒」とはまったく異質な三浦さんの新しい一面を見せつけられました。
読了日:04月10日 著者:三浦 しをん
風の中のマリア風の中のマリア
もっとも攻撃的で最強の昆虫と言われるオオスズメバチのワーカーマリアを主人公にした物語。 百田さんの作品じゃなきゃ読んでなかったと思います。ハチの生態については驚くばかりですごく勉強になったし自然社会の凄さ不思議さには驚きを覚えました。物語としてはむっちゃ面白いという訳ではありませんがスズメバチのコロニーの仕組と戦いをうまく描いてると思います。 この題材を選んだ百田さんの意欲には拍手を送りたい^^
読了日:04月13日 著者:百田 尚樹
君が悪い君が悪い
自己中心でなんでも他人のせいにしてしまう最低な主人公が次々と殺人を犯していく物語。。読んでてこんな展開はありえへんやろーっと突っ込みを入れたくなるようなところが多々ありスプラッタシーンも恐ろしさより滑稽さを覚える。ラストも予想できた終わり方やしすべてが安易な作品でした。 最近次から次へと新堂さんの新刊が出るけどどれもこれもクオリティが下がってる。新堂さんどないなっちゃったんだろ?
読了日:04月13日 著者:新堂冬樹
三悪人三悪人
享保の改革の水野忠邦、ご存知金さんこと遠山景元、のちに妖怪と呼ばれる鳥居耀蔵の若き日を描いたピカレスク時代小説。 田牧さんは前作の泣き菩薩でも安藤広重の若き日を舞台にしてたけどこの手の話が好きなのかな? この人の時代小説の良さは小気味のよいテンポよさで今回もぐいぐいと話しを引っ張っていってくれます。 水野VS遠山&鳥居の騙しあいって図式ですが容姿端麗な見た目とは裏腹に腹黒い忠邦に対して金さんが知恵をしぼって策力すれば耀蔵は勘の鋭さで対抗します。 脇役のキャラも光るものがあって最後まで楽しませてくれました。
読了日:04月14日 著者:田牧 大和
図書館戦争図書館戦争
有川さんの人気シリーズ第一弾! 図書館の自由を守るために闘う図書隊の物語。  テーマとしてはけっこー重たいテーマやしありえないような設定なんですが基本はラブコメの有川さんワールド^^ キャラが魅力的でテンポがよくて深く考えずに理屈ぬきに楽しんで読むのがいいですねー
読了日:04月17日 著者:有川 浩
図書館内乱図書館内乱
毬江や朝比奈に手塚の兄の慧といった新しいキャラクターの登場とともに各々のキャラクターも掘り下げられていきより面白くなっていきました。ラブコメ度が前作よりアップしてます^^
読了日:04月18日 著者:有川 浩
図書館危機図書館危機
図書館シリーズ第三弾! 王子様が堂上だと気づいてからラブコメ度ベタ甘度がパワーアップ!!手塚&柴崎のこれからも気になるところです。 『床屋』が軽度の放送禁止用語だって知っていたので『ねじれたコトバ』は読みながらうんうん、って感じでした。 茨城事件で盛り上がりは最高潮に!!ベタ甘にニヤッとしてところどころでホロッときてグッときてあっ、ちゅうまに読了でした。郁の親父さんの克宏の渋めのかっこよさもいいですね^^
読了日:04月20日 著者:有川 浩
ま、いっか。ま、いっか。
浅田次郎は粋で洒落者である。 見せかけのちょい悪おやじなんかではなく古きよきニッポンの男の矜持を持って生き抜いてきた伊達者って感じです。 『花笑鉄心』 花の微笑み、鉄の心。『カショー、テッシン!』確かに力がでそうである。 ただのおっさんの僕にはいろいろと共感しながら勉強にもなるエッセイでした。
読了日:04月24日 著者:浅田 次郎
図書館革命図書館革命
図書館シリーズ最終巻、  敦賀原発で自爆テロ事件が発生!!事件がある小説にそっくりとのことから著者の当麻蔵人が良化委員会から狙われる。表現の自由を守るために図書館の自由を守るために、 堂上と郁の熱きバカップルが突っ走る!! 『感情のリミッターが振り切れた。郁は堂上の襟首を摑み上げた。そして、相手の意向など知ったことかと強引に唇を押しつける。』 この場面でベタ甘かぁ~っと思いながらも胸がジーンと熱くなり郁の暴走!突っ走りにハラハラドキドキしながらエールを送る!!読み終えるのがさびしくなる面白さでした
読了日:04月25日 著者:有川 浩
個室のヒミツ個室のヒミツ
お初の内藤さん@ケータイ小説。都会のネットカフェの壁一枚で仕切られた小さなパーソナルスペースのナイトパックで繰り広げられる偶然が重なったドラマたち、就活疲れの女子大生、出張ホストのバイトで女の子と金儲けを企む田舎から出てきた青年、キャバ嬢に染まっていく女性とその彼、好きなバンドのボーカルを追っかけする短大生、ライブが終わって一人ネットにふけるカリスマボーカル、それぞれにヒミツを抱えながらリンクしていく。 いかにも現代的といった趣きで面白かったんですが薄っぺらな印象を受けたのはケータイ小説なんだからだろうか
読了日:04月25日 著者:内藤 みか
別冊 図書館戦争〈2〉別冊 図書館戦争〈2〉
図書館シリーズのスピンオフ第2弾!  図書館革命でキスしたあとどないも進展せずにヤキモキしてた手塚と柴崎の二人が今回はメインです。 図書館シリーズの話しの中でもっとも辛くて痛くて憤りすら感じさせる展開なんですがたぶんこんな展開にでもならないと柴崎が素直にならないんだろうなーと思ったりして、 お互いに惹かれながらも最後の一歩が踏み出せない恋愛ベタな二人に終盤はうるうるさせられっぱなしでした。その話しのほかに堂上と小牧の新米隊員のときの話しと緒方副隊長の昔の恋物語があるんですがこの話しが切なくてまたよかった。
読了日:04月26日 著者:有川 浩
走ることから学んだ夢をかなえる方法 そして、僕らは風になる走ることから学んだ夢をかなえる方法 そして、僕らは風になる
設定がいまいち馴染めなかったんですが読みやすい文章とわかりやすいストーリー。 歴代のマラソンランナーの名言を通して前向きにポジティブに生きていくことを教えてくれる自己啓発本になっています。    フィクションよりも実際の言葉の重みが心に残りました。
読了日:04月28日 著者:田中 渉
極北クレイマー極北クレイマー
相変わらず海堂センセは時代の流れを取りこむのが上手い、、今回は地域医療の崩壊がメインでサブが産婦人医師問題。 ずさんな地域行政にスポットを当てて最後まで読み手を飽きさせません。姫宮も大活躍させてくれるし世良雅志もめっちゃカッコ良く登場して大盛り上がり~、、、でもここで終わってしまうねん^^; 逮捕されちゃった三枝先生のその後やら西園寺さやかの狙いはなんやったんやろ?とか謎だらけです。西園寺の正体はやっぱり桜宮の血なんだろうか?
読了日:04月30日 著者:海堂 尊

読書メーター
22:22  |  その他  |  コメント(0)

2009.04.04 (Sat)

3月読了本、、。

3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:6572ページ

鳥かごの詩鳥かごの詩
時代小説作家の北さんの初めての現代小説で書き下ろし、、北さん自身が山形から上京して東京の下町の新聞販売店で住み込みながら受験浪人にした一年、、、その新聞販売店で出会った個性豊かな人達、、忘れることのできない濃厚な青春の一年を下敷きに、、まっすぐな青春、まっすぐな恋、、今これを書かなければという北さんの思いがつまった小説でした。
読了日:03月01日 著者:北 重人
塩の街塩の街
有川さんのデビュー作、、、ラブコメ今昔で初めて有川さんの小説を読んでこれで自衛隊三部作読了です。。最初はラノベなんてと思っていたのに完璧にはまりました。愛する女の子を救うために地球も救っちゃう、、登場人物のキャラがみんないいですね。その後の短編の"旅の終わり"もよかったです。
読了日:03月03日 著者:有川 浩
黒百合黒百合
六甲山の避暑地での14歳の少年少女の一夏の淡い恋物語の裏に複雑に絡み合った糸が、、、 芦屋、六甲、、神戸といった阪急電鉄の上流社会の雰囲気がこの物語をいっそう深いものへ、、、しっとりとそして淡々と14歳の目線で語りかけてくるのが心地よくてセピア色の写真を見ているよう。。途中ちりばめられる伏線にどういう結末が待っているんだろうとはやる心を抑えながら最後まで読んでしまって、、あれっつ!? うーーんともう一度ページを繰りなおしてました。。
読了日:03月03日 著者:多島 斗志之
告白告白
まず最初に事件ありき、、、それを被害者、同級生、加害者の家族、加害者がモノローグ形式で事件について語られる。。 その語り口が作者が意図したのかどうかはわかりませんが同じようなトーンであまり感情的にならず心理状態も奥底まで掘り下げず無機質に語られていることがかえって物語を狂気に導いているような気がします。人間には正の顔と負の顔があると思いますがこの作品は負の塊です。登場人物のほとんどが負のパワーを同じベクトルに向けて放つことにより最後まで救いようのない話しになりましたがこの小説はこれでいいんでしょう。
読了日:03月05日 著者:湊 かなえ
アンチエイジングアンチエイジング
いつまでも若くいたい、、、男も女も、、、今の時代にマッチしたテーマなんですが新堂さんお得意の芸能界に裏金融が出てきて夫婦が崩壊していくっといったお決まりのパターンに、、、最近の新堂作品全体に言えるのですが黒でもなく白でもなくなんとなく丸くなっちゃったのねー、、いまいち面白くなくなったと思いながらもそれなりに読みやすくて読んでしまいます。。
読了日:03月05日 著者:新堂 冬樹
失われた町失われた町
三崎ワールド全開!! なぜ町が失われるのかははっきりとはわからないけど物語全体に漂う不条理な喪失感がたまらなかった。。プロローグからエピローグ、、エピローグからプロローグへとループして登場人物が少しずつリンクしてひとつの線として繋がるのもうまいなぁーっと思った。。 
読了日:03月07日 著者:三崎 亜記
新世界より 上新世界より 上
上下巻で1000Pを越えるSF大作で持つのに重たい(笑) 舞台は世界が一度滅んだあとにわずかながら生き残った人達が呪力によって支配する1000年後の日本。。はるか未来なのにドボルザークの家路が流れる牧歌的な風景にはどこか懐かしさを感じさせられました。主人公早季の回想といった形で物語りは進んでいくのですが最初の説明部分が少々退屈かも、バケネズミとの戦いあたりから一気に引き込まれました。。のどかな風景とはうらはらに過去の歴史を封じ込められた徹底的に管理された社会。。悪鬼とは業魔とは人間の業とは? 下巻へと、、
読了日:03月10日 著者:貴志 祐介
新世界より 下新世界より 下
遥かなる過去から大いなる未来まで人間は永遠にエゴとカルマに悩まされながら生きていくものなんだとういうことを壮大なる世界観を持って教えられた大作でした。。読み終わったあと猿の惑星の「猿は猿を殺さない」ってコーネリアスのセリフを思い出しました。
読了日:03月12日 著者:貴志 祐介
別れのあと別れのあと
いろんな愛の形と別れの形がつまった短編集。。痛くて切なくて、、でも最後はどれも前向きに希望的に終わります。 不倫、離婚とどろどろになりそうな内容なのにそう感じないのは作者のシャープで透明感のある文体の力ですね。 五編の中で 「婚約指輪」と「この河の向こう岸」が良かった。
読了日:03月13日 著者:小手鞠 るい
ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべてジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて
海堂さんのファンブック、、ジェネラル速水の若き日の伝説を書いたスピンオフは面白く読めました(相変わらず猫田がええ味出してます) 海堂ワールドを整理するにも便利な本です。
読了日:03月13日 著者:海堂尊
おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部さんは現代物もよいけど時代物もやっぱりよいですね。 人の心の中にしまいこまれた怖ろしいものを百物語にすることで癒し癒されて、、、ひとつひとつの物語が最後には繋がりをもち連作短編となるのも宮部さんのお得意なんですけど今回は繋げかた終わらせかたが少し強引なのが少し気になりました。
読了日:03月16日 著者:宮部 みゆき
モダンタイムス (Morning NOVELS)モダンタイムス (Morning NOVELS)
勇気はあるか? 主人公が実家に忘れてきた勇気は彼がなくさないように妻の佳代子さんが持っている。。世の中ははすべてそういうことになっていて『システム』の一部になっているらしい、、そう言われればそんな気がしてくる。 ところで嫉妬心が強くて疑い深くて沈着冷静で決断力と行動力があって残酷だけどとても魅力的な佳代子さんは何者なん? ~~絶対、、なんてメール占いはいったい何なん?、、なんて読み終わったあとも謎が残りますが全体的には伊坂フレーバーがいっぱいつまったエンターティメントな大作。。
読了日:03月19日 著者:伊坂 幸太郎
夕映え天使夕映え天使
さすが短編の名手ですね、、、泣きという点においては他の人のコメントにあるように物足りない部分もあるかもしれませんが僕としてはいっときの見え見えのわざとらしい泣かせの小説よりは読み終わってからぼんやりとじーんとくる今回のような短編もいいなぁ~と思いました。 切符の舞台となった高度成長期時代の日本の発展の影のやるせないせつない喪失感、、丘の上の白い家のむなしいやるせなさとかがじんわりと心にきました。  特別な一日のある意味浅田さんらしからぬ大どんでん返しもよかったです。
読了日:03月21日 著者:浅田 次郎
プリンセス・トヨトミプリンセス・トヨトミ
京都を舞台に大学生にオニをあやつって戦闘をさせ、、奈良を舞台に鹿を喋らせて、、今度は大阪を舞台にどんな法螺話を読ませてくれるのかと大阪人の僕はわくわくしながら読みました。。ホルモーほどの奇想天外さはないけど大阪城の下に大阪国議事堂あるなんて楽しいじゃないですか、、、あんまり深く考えずに単純にマキメワールドにはまり込むのが一番。。男だけの秘密やと思っているのは当の男だけで女性は全部知ったうえで知らないふりしてるなんて大阪の女の人はやっぱりとっても強かった。。
読了日:03月22日 著者:万城目 学
ヒトリシズカヒトリシズカ
闇の心を持った少女シズカ、、、いろんな殺人事件に関与しながら社会に復讐しながらタフにクールに生きていく。。。読み進むにつれてぐいぐい引きずり込まれていくんですが最後がなんだかやった。。そのせいか悲しみとやるせなさだけが残ってしまいました。
読了日:03月23日 著者:誉田 哲也
チェーン・ポイズンチェーン・ポイズン
自殺するための一年が生への希望へ、、、 読み進めていくうちにどんどんと違和感が大きくなって大いなる勘違いに気づく。トリックも見事でしたが生へのドラマもよかったです。
読了日:03月24日 著者:本多 孝好
完全恋愛完全恋愛
大御所辻真先さんが牧薩次名義で書いたミステリー物。。辻さんの小説ははるか昔中学ぐらいに読んだことがあるけどほとんど記憶にない。 細かいトリックがいろいろと出てきたと思ったらなんか時代は流れてちょっと中だるみしたけど最後はこういう風になるねんねー、、それで完全恋愛やねんなぁーって納得。。
読了日:03月27日 著者:牧 薩次
屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
いろんな人のコメントにもあるように確かに伊坂っぽいけどキャラと会話のセンスの良さはキラッと光るものを感じるしミステリーっていうよりは青春ドラマでそれらしく爽やかで楽しめました。 偶然が重なりすぎるのもご愛嬌やと思いますがちょっとごちゃごちゃ詰め込みすぎって感じで伏線はもうちょいシンプルでもよかったかなっと? でも次の作品が楽しみにさせてくれる新人作家の登場なんで頑張って欲しいです。
読了日:03月31日 著者:山下貴光

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