2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2010.07.27 (Tue)

光待つ場所へ  辻村深月

光待つ場所へ光待つ場所へ
(2010/06/24)
辻村 深月

商品詳細を見る



T大学文学部二年生、清水あやめ。「感性」を武器に絵を描いてきたという自負がある。しかし、授業で男子学生・田辺が作った美しい映像作品を見て、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わい…。内容(「BOOK」データベースより)


短編三作からなる辻村さんの青春小説集。三篇とも以前発表した長編作品のスピンオフになっています。

僕は『スロウハイツの神様』『凍りのくじら』は読んでいたのですが辻村さんの独特の世界観を楽しむためにはすべての作品を読まないと面白さが半減しちゃうんだろうなぁ~
それでもひとつひとつの短編は味わい深く読めました。
辻村さんって最近は作品の幅が広がってきてますが元々青春ミステリー小説を中心に書いてきたのでミステリーではない短編ですがやっぱりうまいです。

青春の持つ瑞々しさと切ないイタミ、心の葛藤と不安といった心理描写は描くのは抜群です。

この作品集の『光待つ場所へ』ってタイトルもすごくいいですよね。

青春の冷たくて暗い迷い道に一筋の柔らかな光が射している。その光を目指して歩み始める。そして切ないイタミはあったかな光に包まれる。

読み終わったあと僕の頭の中にはこんなイメージが浮かんでました。
スポンサーサイト
05:04  |  本(た行の作家)  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)

2009.04.14 (Tue)

三悪人 田牧大和

三悪人三悪人
(2009/01/27)
田牧 大和

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
水野様が老中にでもおなりになれば、俺達の出世は思いのまま―。目黒・祐天寺の火事で焼死した若い僧は、遠山金四郎のなじみの遊女・夕顔の弟だった。姉弟は、水野忠邦の政敵の落とし胤。忠邦の弱みを握りたい鳥居耀蔵は、火事の裏に何かあると勘づいて、金四郎に働きかける。騙されたら、騙し返せ。駆け引きこそが生き甲斐だ。


享保の改革の水野忠邦、ご存知金さんこと遠山景元、のちに妖怪と呼ばれる鳥居耀蔵の若き日を描いたピカレスク時代小説。

目黒祐天寺で火事で盲目の若い僧侶と一人の女が焼け死ぬ。

その火事の裏側には水野忠邦の陰謀が、、、

それをかぎつけた耀蔵と金四郎が忠邦の弱みを握ろうと探りをいれる。

火事で死んだ女は忠邦の従妹姫で僧侶は金四郎が可愛がってた吉原の夕顔の弟だった。

そしてその兄弟は忠邦の政敵のご落胤だった。

三人の思惑が入り乱れて騙し騙され足の引っ張り合いが始まる。。

田牧さんは前作の泣き菩薩でも安藤広重の若き日を舞台にしてたけどこの手の話が好きなのかな?

この人の時代小説の良さは小気味のよいテンポよさで今回もぐいぐいと話しを引っ張っていってくれます。 

水野VS遠山&鳥居の騙しあいって図式ですが容姿端麗な見た目とは裏腹に腹黒い忠邦に対して金さんが知恵をしぼって策力すれば耀蔵は勘の鋭さで対抗します。 

脇役のキャラも光るものがあって最後まで楽しませてくれました。

三悪人の騙しあいもよかったんですが青山善光寺の尼僧たちの強さもかっこよかったです^^



17:21  |  本(た行の作家)  |  コメント(0)
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。