2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2010.07.16 (Fri)

恋する空港 あぽやん2  新野剛志

恋する空港―あぽやん〈2〉恋する空港―あぽやん〈2〉
(2010/06)
新野 剛志

商品詳細を見る

空港=airportを略してAPO。国内最後の水際であらゆるトラブルに対応する空港のプロフェッショナルをかつて旅行会社・大航ツーリストでは「あぽやん」と呼んだ―成田空港所勤務2年目を迎えた遠藤慶太は新人教育に恋のライバル登場に悪戦苦闘。しかも、親会社・大日本航空の経営悪化の煽りを受けて空港所閉鎖の噂が!?立派な「あぽやん」目指して今日も走る遠藤の運命やいかに?爽快お仕事小説。内容(「BOOK」データベースより)

『あぽやん』の続編です。
まずは前作のおさらいです。
旅行会社大航ツーリストでは利益を生まない空港勤務のことをエアポート=APO『あぽやん』と呼んだ。
島流しとも言われる空港所勤務に飛ばされてやる気をなくしてた主人公遠藤。
遠藤が空港で様々なトラブルに巻き込まれていくうちに『あぽやん』の大切さやりがいにに目覚めて成長していく。
前作で一人前のスーパーバイザーになった遠藤が今度は枝元という同年代の新人を指導する立場の人間になります。
枝元は本社採用の正社員じゃなくてグアム現地採用のスタッフだった。
やる気はあるし愛想はいいんだけど、憶えは悪いし仕事も遅くミスも多い。
熱血指導員の遠藤はそんな枝元にイライラしっぱなしなんだけど本人はそんなことはおかまいなし。

人が死んだり、生まれたり、台風がやってきたり、相変わらず空港ではいろんなトラブルが発生していろんなドラマが生まれる。
遠藤って真面目で悪い人間じゃないんだけど誤解も受けやすい性格なんですよね。
スーパーバイザーとしては一人前でも指導者としてはちょっと余裕がない感じで読んでてもうちょっと枝元のよい面を引き出してやれよーなんて思ってしまう。
空港所って周りは女性だらけの職場で前作では割と女性陣を味方につけてたんですが今作では敵に回して孤立してしまったりする。
でもそれもこれも『お客様を笑顔で無事に旅行に送り出す』そのためなんです。
いろんなトラブルをなんとか切り抜けてやっていく毎日に今度は大問題が振りかかる。
親会社大航の経営状態悪化からのリストラ『空港所閉鎖』
そんなときに遠藤に銀行重役令嬢との結婚話が持ち上がる。

読み始めたときは前作のほうが面白いかなぁっと思っていたんですがリストラによる空港所閉鎖とか現実にも起こりそうな問題が絡み始めて俄然面白くなりました。
前作のときからちょっと気になっていた森尾との恋愛ドラマもハラハラさせてさてどうなっちゃうのか?

読後感が爽やかな気持ちで楽しめるエンタメ作品でした。


スポンサーサイト
04:34  |  本(さ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.07.13 (Tue)

あられもない祈り  島本理生

あられもない祈りあられもない祈り
(2010/05/13)
島本 理生

商品詳細を見る

“あなた”と“私”…名前すら必要としない二人の、密室のような恋。島本理生の新境地。至上の恋愛小説。 内容(「BOOK」データベースより)

島本さんの作品を読むのは『ナラタージュ』以来でした。
『ナラタージュ』を読んだころはまだ読書メーターなんかもやってなかったし内容もほとんど覚えてないのですが、まずまずよかったけど周りが絶賛するほどではと思ってしまったのをなんとなく覚えています。
それ以来、気にはなりながらもなかなか読む機会がありませんでした。

「山本文緒・行定勲・西加奈子・青山七恵さん絶賛の至上の恋愛小説。読売新聞、毎日新聞でも話題になった島本理生の新境地! 」の謳い文句に煽られて久しぶりに読んでみることに。

名前もない「私」と「あなた」の物語。周りの人間には名前があるのにこの二人には名前すらあたえられない。
最初から最後までずっと濃密などろどろした痛々しい絡みついてくるような文章。
どこにでもいけそうで、どこにもいくことが出来ない閉塞感たっぷりの不倫の恋愛。
読みながら切ないよりも重くて苦しい空気感に押しつぶされそうになりました。

「今回、初めて結婚している男性との恋愛を真っすぐに書きました」と島本さんはこの作品をコメントしてますが
残念ながら僕にはその真っすぐさがよく伝わらなかったようです。
05:22  |  本(さ行の作家)  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)

2010.07.06 (Tue)

白と黒が出会うとき  新堂冬樹

白と黒が出会うとき白と黒が出会うとき
(2010/04/10)
新堂 冬樹

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
聖地で出会った、ふたつの星、私が愛したのは悪魔だった。医療業界最大の闇(タブー)。病院に蠢く、乗っ取り屋という病魔。


以前は新刊が出るたびに読んでた新堂作品ですが毎度同じような作風で食傷気味になって最近はあまり読んでませんでした。

今回の作品は初の医療系ってことでちょっとだけ期待して読んでみたのですが、舞台が病院に変わっただけでいつもの新堂作品でした。

現代のナイチンゲールともいえる献身的な看護師の早苗。
父親を医療ミスで亡くし母親に育てられた恭二。
中学生になり病院に父親を殺された事実を知り不良とつき合うようになり、高1で母親が過労で死ぬとさらにエスカレートしてヤクザ顔負けのチンピラになっていた。
そんなときに「久我グループ」の会長久我に拾われ、金融業の取立て、地上げ、先物取引と暴力だけではない大人の戦い方を叩き込まれた。。
「久我グループ」が「医療コンサルト」実態は病院乗っ取り屋を立ち上げ恭二は病院への復讐を誓う。
そんな恭二が乗っ取りのために早苗に近づき陥れていく。

現実味に乏しく、新堂さんが描くとどこの裏社会も一緒になっちゃいますねー。

白(早苗)と黒(恭二)が出会って灰色になっていく。
ラストはあざとい泣かせのパターン。

どうせならデビュー時のような徹底的に黒に染めてしまったほうが新堂さんらしくてよかったかもと思ってしまいました。



00:57  |  本(さ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.06.24 (Thu)

道徳という名の少年  桜庭一樹

道徳という名の少年道徳という名の少年
(2010/05/11)
桜庭 一樹

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
「愛してるわ!ずっと昔から…。子供の頃から、愛していたわ!」町でいちばん美しい、娼婦の四姉妹が遺したものは?(1、2、3,悠久!)、黄色い目の父子と、彼らを愛した少女の背徳の夜(ジャングリン・パパの愛撫の手)、死にかけた伝説のロック・スターに会うため、少女たちは旅立つ(地球で最後の日)、 ―桜庭一樹のゴージャスな毒気とかなしい甘さにアーティスト野田仁美が共振してうまれた、極上のヴィジュアルストーリー集。


桜庭さんお得意のマジックリアリズム。

町いちばんの美女と、彼女が産んだ父親のいない四人姉妹から始まる一族の物語。
血の匂いが漂う、美と醜と道徳という名の不道徳な世界。官能的で幻想的で退廃的な戦争のある世界。
連作短編なんですがひとつひとつがとっても短くてページ数も少なくてすぐ読み終わっちゃいます。
でも長い長い時間を濃厚に凝縮してあるので余韻にどっぷりと浸かりながらもう一度ページをめくりながら装丁、挿画を楽しみたくなるって感じの本でした。
DSCF6103.jpg

DSCF6105.jpg

こんな感じで今電子書籍が話題になってますが電子書籍では絶対に味わうことができないゴージャスな一冊です。
あとこの作品ですごいなぁーっと思ったのが初出誌。 
連作短編なのに発表した雑誌が5編見事にバラバラ。それがこれだけしっくりひとつにまとまって、まるでコンセプトアルバムといった感じです。この芸当には桜庭さんに拍手を送りたい。
05:58  |  本(さ行の作家)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.05.26 (Wed)

六枚のとんかつ 蘇部 健一

六枚のとんかつ (講談社ノベルス)六枚のとんかつ (講談社ノベルス)
(1997/09)
蘇部 健一

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
『メフィスト賞』第三回受賞作。大笑いか激怒かっ!?決して読む者の妥協を許さぬ超絶アホバカ・ミステリの決定版、遂に登場!流麗にしてクレバー。この “難問”を自力で解いた時には感動すらおぼえる表題作。思わず“ナルホド”とヒザを打つ『音の気がかり』。“ウゲッ”と絶句する『しおかぜ17号四十九分の壁』他、全15編+αを完全収録。


いわゆるバカミス。

そのバカミスぽっさがくだらなさ過ぎて凄い!とか笑えるっていろんなところで見かけたんで読んでみました。

予想していたけどそれ以上にくだらなくてベタなギャグ連続で笑うよりちょっとしんどさを覚えてしまった。

途中で読むのをやめようと思ったんですが最後まで読むと何か印象が変わるのかも?っと惰性で読みましたが最後まで読んでもやっぱり楽しめず、、、バカミス、B級感覚は割りと好きなほうなんですがこれは僕にはいまいち合いませんでした。

頭の体操的トリックはクイズ感覚で〝おぉーっ〟と思わせてくれるのも中にはあるんですがしんどいほうが多かったです。

『音の気がかり』でのトラックがバックするときのアナウンスが〝ガッツ石松 ガッツ石松〟と聞こえるネタは確か10何年前の今よりずっと人気があった〝探偵ナイトスクープ〟で小枝の小ネタ集でやっていたのを思い出した。
関西人やったらほとんど知っているのでは・・・

まぁたまにはこんな本を読んでみるのも悪くないっと無理やり思い込む。
08:06  |  本(さ行の作家)  |  コメント(0)
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。